ジメジメの梅雨となり、カビが気になる季節となりました。
高温多湿な日本の気候では、カビから完全に逃れることはできません。普段のお掃除をより念入りに行う・回数を増やすなどして、カビの繁殖をできるだけ抑えましょう。
場所別カビ対策
キッチン編
キッチンには常に水があり、さらに、調理時には鍋や炊飯器、食器洗いの排水溝周りなどから水蒸気が出ます。さらに、ダニや細菌のエサとなるものも豊富にあるので、カビ発生要注意ポイントです!
キッチンでは、換気扇を調理中に限らず日中はこまめに回し、室外への空気の流れを作りましょう。
換気扇自体につく油なども、カビやダニのエサになります。こまめに汚れを落とすことも大切です。
※換気扇、レンジ周りや油汚れ、電子レンジ等のこびり付き汚れにはアルカリ剤が有効です。
バケツ等に濃いめにマジックリン等の洗剤の溶液を作り、ファンを1~2時間程、漬け置きし、洗い流す。
(溶液は、重曹を薄めた液か、石鹸+アルカリ剤のブレンドでもOK。)
汚れがひどい場合には、重曹ペーストをたっぷりとまんべんなく塗り、クエン酸を吹き掛け、充分に泡立ったら、アクリルたわしで擦る。3ヶ月おき程の間隔でのお手入れがお勧めです。
水の飛び散りは、カビの原因になります。水仕事の後は乾拭きをこまめにして、アルコールをスプレーするなどして防カビを行いましょう。
洗面所編
バスマットはカビが生えやすく、水虫の原因となる白癬菌の巣窟になりやすいスポット。まめに取り替えて、できれば定期的に殺菌消毒するのがおすすめです。また、敷きっぱなしにしておくと、接している床にまで菌の住処となってしまうので、濡れたまま放置するのは避けましょう。
洗濯槽は水気がとても多くカビやすく、さらに石けんカスの栄養分がカビは大好き。溶けきれなかった洗剤が洗濯槽の裏側に付いていたりすると、大繁殖する恐れがあります。とはいえ、洗濯槽の裏側は直接見ることができないため、つい見逃しがちです。定期的(月に1回程度)に真水とお酢またはクエン酸で洗濯物を入れずに運転させて洗剤の残りを溶かしたり、最低年2回は徹底したカビ取りを行ったりといったお手入れをしましょう。