ヤマサハウス鹿児島本店のお庭スペースを題材にして、
植栽について皆様にお伝えしていきたいと思います。
今、百日紅が満開しています!
タイトルにも書きましたが、「百日紅」は、「サルスベリ」と読みます。
春に伸びた枝の先端に、夏から秋にかけて花を咲かせます。
本店のは紅紫色ですが、白い花をつけるものもあるそうです。
この木は、名前の通りサルが滑りそうな幹をしています。
触ってみると、つるつるしています。
サルが滑る木=サルスベリ 覚えやすいですね。
実際には滑ることなく簡単に登ってしまうそうですが…(^^)
漢字では、開花期間が長いことから、百日紅と書くそうです。
実は、この名前の由来には、もう一つ言い伝えがあります…
ある旅をしていた王子が、竜神の生贄(いけにえ)にされていた
娘を救うため、勇敢に闘い見事、竜神を退治しました。
その後、助けた娘と王子は恋に落ちます。
しかし、王子は使命を終えるまで旅を続けなければなりません。
王子は恋人に百日後の再会を約束して旅立ちました。
しかし、王子が戻るとすでに恋人は亡くなっていたのです。
その後、娘のお墓からは一本の木が生え、紅色の可憐な花が咲き、
いつまでも美しく咲き続けました。
村人は、恋人を待ち続けた娘の生まれ変わりに違いないと考え、
この花を「百日紅(さるすべり)」と名付けたそうです。
書きながら悲しい気持ちになってきました…(T_T)
こういった由来からも、花言葉の一つに、「愛嬌」があります。
サルスベリは、花が美しく必要以上に大きくならないことから、
お庭や公園に向いています。
ただし、注意することが一つ。
「うどんこ病にかかりやすい」ということ。
ほとんどの植物が発症する可能性のある病気の一つです。
初期段階であれば薬剤を使って繁殖を抑えることができるので、
早期発見と予防が大切です。
人と同じですね…(^^)
花がとても美しかったので、本店の受付にも飾っています。
ご来場の際には、是非お庭のサルスベリをご覧ください♪