プラザ展示場のMOOK HOUSEの壁でも採用しているシラス壁。
今回、都城にある高千穂シラス㈱さんの山田工場へシラス壁がどのようにつくられているのか見学に行ってきました。
まずはシラスの掘削現場へ
とてももろいシラスは簡単に削れます。この岩壁には縦の線が無数に入っていました。それは雨によって削れた跡のようです。
その後、天日乾燥の現場へ。大きなビニールハウスにシラスが広げてありました。自然の力で乾燥させるので夏と冬では乾燥期間も違うようです。
高千穂シラスさんの受注量では本来、現在の工場の3倍の大きさの工場が必要だそう。しかし、宮崎、鹿児島の自然を壊したくないと工場の大きさを大きくされないとのこと。
そして、その代わりに考えられたのが、新二毛作。近所の農家さんの使っていない納屋などで農業の合間にシラス壁の作成をしてもらうこと。
作られている外壁の約7割を新二毛作の会の皆さんが作られているそうです!
最後に、左官技術を見せて頂きました。
さまざまな表情が出来ていきます!手作業の仕事で手間と時間がかかる一方で手づくりならではの温かみを感じることができます。
全体を通して、自然素材へのこだわり、手作業へのこだわりを感じました。
調湿、消臭などにも効果のあるシラス壁。展示場などで何気なく見ていた壁にもさまざまな物語があるのだと思うとよく見て、触れてみたくなりませんか?
是非、モデルハウスにお越しの際は壁にもご注目ください。