実は県内最多受賞企業!グッドデザイン賞受賞までの道のり
ヤマサハウスのフラッグシップモデル「YUTORI CLASS(ユトリクラス)」がこの度、『2023年度グッドデザイン賞』を受賞しました。当社としては8作品目の受賞であり、県内最多受賞を誇ります。今回、グッドデザイン賞に取り組んだスタッフは若手スタッフを中心とした4人。今回はその中の2人のスタッフに受賞までの取り組みについて聞いてきました。
グッドデザイン賞とは、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みで、60年以上「Gマーク」とともに親しまれています。デザインにより暮らしや社会をより良くするため、さまざまな視点が審査ポイントになっています。
INDEX
この記事に登場する人
左/ 前屋敷 千瑛 まえやしき ちあき 建築士
2010年入社。インテリアコーディネーターを経て、建築士に。「素敵な家をつくってお客様に喜んでいただきたい」という一心で仕事をしている。人を幸せにする笑顔を振りまき、周りには笑顔が絶えない。
右/ 西村 汰海 にしむら たいが 建築士
2014年入社。建築士として「お客様の要望をヒアリングしたうえで、プロの目線で提案する」ことを大事にしている。ヤマサイチの高身長だとか。
簡単ではなかったからこそ燃えました
―どのようにしてグッドデザイン賞への取り組みはスタートしたのですか?
前屋敷:昨年4月にプロジェクトが発足して、グッドデザイン賞に取り組むメンバーに選ばれました。それからまずは、一次提出まで週に2回は集まって打ち合わせを重ねましたね。企画を何度も練り直して、上司のチェックを経て…。簡単ではなかったからこそ燃えました。
―なかなか大変そうです、、、打ち合わせでは、どのようなことを話し合っていたんですか?
西村:コロナウイルスの感染拡大は少しずつ落ち着き始めましたが、完全に収束したとはいえない時期で、〝住まいの中で家族と顔を合わせられる空間を求めていたものの、それも長期化して少し疲れを感じ始めていたころ〞でした。だからこそアフターコロナを見据えた空間づくりが必須だよねという話になり…。紆余曲折ありながらも〝永く住み続ける〞というコンセプトにたどり着きました。
たどり着くまでは大変だったのですが、世の中の状況や家族のライフスタイルが変化しても、安心して快適に永く住み続けられる家というコンセプトが決まってからは、考えがブレなくなりました。これこそ、お客様にご提案したい住まいだと思えたんです。
魅力やポイントを端的に伝えることの大変さ
―このコンセプトは、今回の受賞で大きなポイントになっていますね。
前屋敷:はい。このコンセプトを元に、『YUTORI CLASS』の魅力を『箱・間・地』という3つのデザインポイントとしてまとめました。今回受賞はその3つのポイントも評価されたと思っています。
西村:4人のメンバーで、お互いの意見や考えを尊重し合いながら打ち合わせを重ねる中で、苦戦したのは応募書類づくりでしたね。
前屋敷:決まった文字数に文章を収める必要がありましたが、メンバーそれぞれの想いがあふれて、ブランドの魅力やポイントを端的にまとめるのが大変でした(笑)
西村:私は『地』のポイントの文章を考えましたが、絆工房ヤマサの取り組みは業界全体に広く知られて追随する企業が出てほしいと思うようになりました。
これからもお客様に寄り添って
―応募までたくさんの苦労がありましたが、受賞がわかった時はどうでしたか?
前屋敷:チームでかなり盛り上がりましたね!メンバーに選ばれた時、〝会社から想いを託された〞と感じていたので、その想いに応えることができてとても嬉しかったです。
西村:受賞後は、お客様に対して〝グッドデザイン賞を受賞したブランド〞という付加価値が提供できるのが一番の大きな変化でした。
〝永く住まえる家〞として認識していただきやすくなって、『箱・間・地』の3つのポイントが明確になったことで、お客様からのご理解や共感も得られやすくなりましたね。今まで以上に安心感を持っていただけるようになったのかなと思います。
前屋敷:安心して住み継ぐことができる家なので、孫の代までを考えて家づくりを行っていただけることをもっと周知したい。それに鹿児島に『YUTORI CLASS』の家が増えると地域循環にもつながる。住まい手にとっても地域にとってもすばらしい家なんです。
―チームの想いが結果に繋がった経験は貴重なものだと思います。これからのお二人の目標は何ですか?
前屋敷:これは2人とも共通していると思うのですが、〝ヤマサハウスで建てて良かった〞だけではなく、〝あなたにプランニングしてもらって良かった〞とお客様からお言葉をいただくことですね。そのために、お客様が理想や要望を話しやすい雰囲気づくりに努めています。また、設計の知識や提案力を高められるように、日々、研鑽しています。
西村:たとえば、競合がいた場合に、〝このプランが良かったからヤマサハウスに決めました〞とか。いつか絶対に言っていただけるようになりたいです!
―お互いに鼓舞し合える仲間ってとても大事ですよね。鹿児島に住まうお客様の未来のために、これからも努力を続けてください!ありがとうございました。