有資格者のみの設計プロフェッショナル集団
ヤマサハウスの設計士は全員、建築士の資格を、インテリアコーディネーターは全員インテリアコーディネーターの資格を持っています。そこには、お客様の住まいに携わる技術者集団としてのこだわりがあります。
「いい家」「価値ある家」とは、優れた建物という意味ではなく、住みよく、さらに近隣と調和した暮らしを叶える家。そのための住環境をトータルで提案するのが当社設計のプロフェッショナルたちです。今回は、設計部のプランナー・谷川さんにヤマサハウスの設計力の高さの理由を語ってもらいました。
INDEX
この記事に登場する人
谷川利英(たにがわ としひで)
1988年入社。ヤマサで建築といえばこの人。幅広い建築手法に対応可能な一級建築士でありヤマサハウスの管理建築士。設計士15人、インテリアコーディネーター7名の設計部を率いており、設計部の評価方法などの改革を進めてきた。愛煙家。
設計部について
―はじめに、設計部ってどんな部署ですか?
設計部は企画設計課の設計士(プランナー)とインテリアコーディネーター・実施設計チーム・構造計算チーム・申請チーム・エクステリアチームで構成されています。設計士・インテリアコーディネーターはお客様からヒアリングをし、図面を作成します。施工中も現場に足を運び、図面通りに仕上がっているか確認したり、大工さんにイメージを具体的に伝えることも。完成後は、お客様に住み心地を伺います。
当社は多くの家を手がけているので、その分設計に関するアイデアの引き出しが多いと自負しています。また、今回は詳しくは触れませんが、実施設計課という部署も設計部内にあり、構造計算・申請・エクステリアプランニングも社内で行っています。お客様の要望から施工現場までを一気通貫で対応できます。「設計職」のキャリアステップとして、当社は幅広いです。
受け継がれるヤマサハウスの強み
―ずばり、ヤマサハウスの設計力が高い理由はなんでしょうか?
一般的には二級建築士であっても家を設計することは可能ですが、当社の設計部員はほとんどが一級建築士です。若手も必ず一級取得を目指します。有資格者であることは、お客様との信頼関係においても必須。設計士は機能の高い家づくりを行うだけでなく、プラスαの提案ができてこそと考えます。さらに日々、技術力を高めるためには設計の研修も欠かせませんね。
―設計部のプロとしての矜持を感じます。では、研修ではどんなことをしているのでしょうか?
設計部全体で行うほか、外部から講師を招いて実施しています、設計士それぞれが実際に手がけた図面を出して、皆で意見を言い合います。若手からベテランまで全部員が参加しますので、毎回ピリッとした緊張感が漂います。ベテランが若手に教えることが多いですが、若手が「今の暮らしのスタイル」をベテランに伝えることもあります。
―お互いに設計力をブラッシュアップできそうですね!
はい。議論の時間を多く設けることで、若手はベテランから知識を吸収し、ベテランも若手のアイデアを聞き入れてそれぞれのスキルを高めるとともに、ヤマサハウスの設計の強みを継承しています。
一邸ずつお客様に合わせた家づくりを
―鹿児島は大型台風などによる自然災害や、高温多湿な気候、桜島の降灰など家をつくる上で懸念事項が多そうですが、、、
そうですね。まずは家は人命を守るものですので、きちんと建築基準を遵守し、鹿児島の気候風土を考慮した安心、安全な建物である必要があります。そのうえで、建築基準法より上に独自の設計ガイドラインを設け、鹿児島の気候風土と敷地の周辺環境までしっかりと考慮し、その家で暮らすお客様が周囲と調和し、愛着を持って住み続けられるような設計プランニングを行っています。
―敷地の周囲の環境にも調和した家づくりを行なっているのですね。一邸ずつお客様に合わせるのは正直大変ではないのでしょうか?
部員は基本的に「ものづくりが好きな人たち」ばかりです。だからこそお客様の暮らしに寄り添いながら一邸ずつこだわりを持って、仕事に取り組んでいます。理想の家の答えは、お客様自身が持っているもの。じっくり時間をかけてお客様の要望をうかがい、ライフスタイルに最適な家を図面にして次の施工者にお客様の想いを丸ごと引き継ぐのが私たち設計士の仕事です。
―お客様の理想の家を実現するため進化し続ける設計のプロフェッショナル集団ですね。ありがとうございました!
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