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ヤマサハウスは、自社加工の木材でつくられています

住宅メーカーで自社プレカット工場を持つのは、ヤマサハウスが鹿児島県内唯一であることをご存じですか?ヤマサハウスのすべての家づくりで使われる木材は、プレカットヤマサで加工されています。プレカット工場について工場長の北野さんに聞いてみました。

この記事に登場する人

北野 隆行(きたのたかゆき)
下は18歳、上は70代までと、年齢層の幅広いメンバーを束ねるプレカットヤマサの工場長。入社当時、住み込み寮の良知塾の卒業生のうちの一人で、森社長の若いころを一番知る男といっても過言ではない。

高品質・高精度な木材加工を自社工場にて実現

―まず、はじめにですが、プレカット工場とはどんなところなんでしょうか?

北野:本来大工さんが現場で、手作業で加工していた柱や梁桁などの家の組み立てに必要な木材をあらかじめ工場の機械で加工するという場所です。そのようにすることで工期を短くし、高品質な構造材を安定して供給することが出来ます。

ーなんだかすごそう!ですが、ヤマサハウスのプレカット工場の本当にすごいところはなんですか?

北野:まず、県内で唯一の「自社」プレカット工場であるところです。ヤマサハウスの家づくりはこのプレカット工場に支えられています。良質な木材が工場で適切に管理され、建てる家ごとに正確にカットされて現場に届けられていきます。そのため、現場ではスムーズな作業を行うことができ、内装や外構など特に手をかけたい部分にこだわる時間を増やすことができます。また、最新鋭設備とノウハウ豊かな専門スタッフにより、高精度な品質を確保しながら、構造材から羽柄材、合板まで木材の魅力を生かすあらゆるご要望にお応えすることが可能です。一般的なプレカット工場は敬遠されがちな複雑で特殊な形状にも熟練の大工職人が手加工で対応できるところもすごいところの一つです。

―機械だけでなく、職人の手でも加工されているから、高品質な加工、特殊なオーダーにも対応できるんですね。

北野:心がけているのは、第一に、一つ一つの部材の品質・加工の精度等、厳しくチェックを図り、健康で安心できる部材を提供することです。大きさの揃わない材料もあるのですが、それは専用の保護材を用いて丁寧に梱包をしたり、現場美化作業や定期的な工場点検を行ったりと安心安全で高品質・高精度な素材づくりを大切にしています。

―心がこもった加工ですね。品質管理の面ではどんなことを行っているんですか?

誤差±0.5mmを実現する高精度加工

北野:高精度、高強度のプレカット加工により、信頼いただける木材製品の品質管理をおこなっています。その結果、当社のプレカット工場は「AQ」認定工場になっています。「AQ」認定とは高性能・高品質な木質建材等に対して贈られるもので高い信頼の証でもあります。また、高い品質を保つために徹底した設備の点検も行っております。具体的には、毎日の始業点検に加え、月1回工場全体での機械・工具・労働環境の点検を行っています。

―徹底した品質管理、点検が行われているんですね。そのように徹底的に管理された材料を使用することで、建築現場ではどのような影響があるんでしょう?

北野:まず、非常に高精度で狂いがないため現場で安心して組み立てることが可能になりました。CADで設計されたデータを基にコンピュータ制御で加工しているため、その誤差はわずか±0.5mmです。次に、工期が非常に短くなりました。通常、手作業で約3週間かかる作業を8時間で終わらせることが可能になっています。そのため、現場での作業時間を内装や外構に費やすことができます。最後に、現場での端材を削減することができます。現場での加工作業がなくなるため、木屑などの端材の削減につながります。また、工場内で出た木屑などの端材もリサイクルを推進しています。

丁寧な熟練技で、複雑な加工にも対応

―環境問題の解決にも一役買っているのですね。環境への取組みについてさらに詳しく教えてください。

北野:加工廃棄物のリサイクルに取組むことで環境にやさしいものづくりに取組んでいます。加工時に生じたおかくずは、近隣の畜産農家へ提供され、畜産用敷材として活用されています。また、加工時に生じた端材は、木質バイオマスを活用した乾燥施設の燃料として再利用しています。当社で仕入れている乾燥材は、全てこの木質バイオマスを活用した乾燥施設で処理されたものになっています。

―おがくず、端材も再利用、無駄な材料は何一つないんですね。最後に一言、お願いします!

北野:プレカットヤマサでは今後も他社に負けないメリットを生み出すために、切磋琢磨し、地域と密着した、明るく健康的な『開かれた工場』でありたいと考えていますので、いつでもお気軽に工場見学にお越しください。

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